既卒での就活を考える方が初めにつまずくのが,「求人の探し方」です。
新卒の就活であれば,何も考えずに,「マイナビ」「リクナビ」を利用すればいいのですが,既卒だとどうすればいいのか?と悩む方は少なくないかと思います。
結論から言えば,新卒と同じ「マイナビ」「リクナビ」で十分に既卒生も就活可能です。実際,私はいくつかの就活サイトを利用しましたが,最終的にはマイナビ/リクナビでエントリーした会社に内定を頂き,今でもその会社で働いています。
この時の流れはこちらの記事で解説しています。
今回は,既卒生の「マイナビ」「リクナビ」の使い方とメリット,注意点について解説していきます。
マイナビ・リクナビの利用を特におすすめしたい方
どんな既卒生の方にも,一度は登録していただきたいマイナビとリクナビですが,特におすすめしたいのは「エージェントを利用することに抵抗がある方」です。
エージェントを利用する方がスムーズに就活できる方もいますが,例えば
・人を仲介する手間を省きたい
・直に会社の人間とやりとりする機会を増やしたい
・自分のペースでじっくりと就活を進めたい
こういった気持ちを持たれている方は,エージェントよりもマイナビ/リクナビを使う方がストレスなく就活ができるかもしれません。
何年度用を使うべき?
マイナビ,リクナビは就活生の卒業年度にあわせて,サイト・アプリが分けられています。
大学院中退を前提とした既卒就活をする方は,自分の実際の卒業年度用のものではなく,自分が就活しようとしている年度用のものを使用してください。
例えば,今年2022年に既卒就活をされるのであれば,2023年春に卒業する新卒用求人サイト「マイナビ2023」「リクナビ2023」を利用しましょう。
「でも,これって新卒用なんじゃ…?」と思われるかもしれません。もちろん,これらのサイトのメインターゲットは新卒です。ですが,既卒も合わせて募集している会社も複数掲載されているのです。
次の項では,新卒用マイナビ・リクナビでの既卒求人の探し方を紹介します。
マイナビでの既卒生可の探し方
まず,マイナビでの既卒可の求人の探し方です。画像で説明します。
①トップ画面の企業検索用窓から,「より詳細な条件で検索」をクリックします。
②飛んだ先で「採用データ」タブを選択します。
③左のタブから「募集対象」を選択します。
④「既卒者」にチェックを入れます。
⑤その他,ご自分の就活の条件を入力して,「検索」をクリックします。
リクナビでの既卒生可の求人の探し方
ほとんどマイナビと同じ方法で検索できます。
①トップ画面の企業検索用窓から,「より詳細な条件で探す」をクリックします。
②飛んだ先で「採用状況」タブを選択します。
③左のタブから「既卒者」を選択します。
④「応募資格に既卒者を含む」にチェックを入れます。
⑤その他,ご自分の就活の条件を入力して,「検索」をクリックします。
既卒生がマイナビ・リクナビを使うメリット
①ブラック率が低い(筆者の体感です)
私は,マイナビ・リクナビ以外に,転職サイトや第2新卒用就活サイト,エージェントなど登録していましたが。それらの求人と比べて「ブラック臭がする求人(年中募集がある,履歴書不要,固定残業代込みの給与など)」が圧倒的に少ないです。
もちろん,マイナビ・リクナビに掲載されている求人全てがホワイト,という訳ではないと思いますが,それでも「ブラックかも」というフィルターで削られる数は圧倒的に少なかったのです。
これは実際に複数のサイトを見比べていただくのが手っ取り早いと思います。もちろん,第二新卒用就活サイトたちの求人がすべてブラックというわけではありませんので,そこはうまく使い分けてください。
②過去の採用実績や離職率を把握しやすい
2大サイトなだけあって,採用実績や,離職率,企業理念などがわかりやすくまとめてあります。若い方の離職率などをエントリー段階で見れたのは,マイナビ・リクナビくらいでした。(他は中途採用がメインなので,そういった情報をまとめにくいのだと思います)
※筆者が就活をしたのは4,5年前のことですので今は異なるかもしれません。
企業理念などは,その会社のHPなどでも確認できますが,マイナビやリクナビにまとめてあるものの方が分かりやすくなっていると思います。会社HPのは堅苦しくて噛み砕くのに時間がかかりますから,マイナビ(リクナビ)のものとあわせて読み込むとよいです(一度も会社HPを確認しないのは,それはそれで悪手かと思います)。
③自分のペースで就活でができる
冒頭でも触れましたが,エージェントを利用すると,電話やWeb面談などがあります。これらへの対応が苦手で,ある程度自分で就活の家事を切れる,という方は,マイナビ/リクナビを使うとストレスなく就活ができます。
エントリーするのも,仕事を探すのも,すべて自分のタイミングで行えるからです。逆に言えば,誰かにサポートしてもらわないとだらけてしまう,という方には不向きです。
既卒生がマイナビ・リクナビを使う際の注意点
①時期によっては求人が少ない
もちろん,基本は新卒用就活サイトですので,3~5月くらいは求人が多いですが,梅雨に入るくらいから,募集終了している企業が増えてきます。
既卒就活をしようとしているタイミングによっては,募集がほとんどない可能性もなくはありません。ただ,登録するのはタダですので,見るだけ見てみる価値はあると思います。
私が就活し始めたのは夏~秋で,やはり募集は少なかったです。ただ,その中からいくつかピンとくるものがあったので,受けてみることにしました。
案外,自分が何をしたいのか分からない,特に仕事にこだわりがない,という方は,夏や秋でも受ける会社を見つけられるのではないでしょうか。選択肢が少ないので,逆に選びやすいかもしれません。
一方,「この会社に行きたい!」と明確にな目標となる会社があるような方は,求人が終了している場合は翌年就活することになります。
②「既卒可」と明記していなくても受けられる可能性がある
先ほど紹介した方法では,確実に既卒が受けられる会社を選択することができますが,「既卒可」のタグがついていなくても,受けられることがあります。
実際に,私のフォロワーさんの中にも,会社に問い合わせて受けられることになった方がいらっしゃいます。
そんな勇気ないよ,という方はそれまでですが,もし「既卒可」のタグが付いていないけど受けたい…!という会社があれば,直談判してみるのも一手かもしれません。
ただ,問い合わせをする際は,会社の方に時間を割いていただいている,という感謝の気持ちはもつようにしましょう。
既卒生でもまずはマイナビ・リクナビをチェックしよう
今回は,既卒生のマイナビ・リクナビの使い方と,そのメリット,注意点について解説しました。
大学院を中退しようかな…既卒就活することになるな…と考えられた方は,「既卒生用の就活サイトを探さなきゃ」と思いがちですが,案外そんなことはありません。
ただ,前述のように,時期によってはマイナビ・リクナビが使いにくいこともあります。そういったときは,第2新卒・既卒生専門の就活サイトの利用を考えてみるのも手かもしれませんね。
個人的には,第2新卒・既卒生専門の就活サイトとして「ウズキャリ既卒」がお勧めです。
このサイトでは,母体となる会社のUZUZのキャリアカウンセラー社員が第2新卒あるいは既卒生であるということから,利用者の気持ちを理解してくれやすいところにあります。また,サービスはすべて無料ですので,お金に余裕のない大学院在籍時でも利用しやすいです。
下記の記事でも,紹介していますので,よければご覧ください。
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