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大学院を中退する人が既卒就活の自己PRに書かない方がいいこと

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大学院を中退するために既卒就活をした人・ぴぴぴです。

当ブログでは、既卒就活に焦点を当てた記事を多く扱いながら、多く使用している言葉があります。

「既卒就活といっても、基本の対策は新卒の就活と変わらない」という言葉です。

これは私が本心から思っていることではあるのですが、「大学院中退を前提とした」既卒就活の場合、ごく稀に新卒と全く同じように考えるとマイナス評価につながってしまうことがあったりします。

今回は、大学院を中退する予定の既卒就活者が、ESや入社面接において、自己PRに使わない方が良い言葉について解説します。

大学院中退のための既卒就活マニュアル【経験者が作成しました】こんにちは、大学院を中退するために既卒就活をした人・ぴぴぴです。 当ブログでは、既卒就活や大学院中退について多くの記事を扱っていま...

大学院中退予定の人の自己PRに不向きな言葉

これから、大学院中退予定の人の自己PRに不向きな言葉を紹介していきますが、全てに共通していることは、「中退することとの矛盾が生じてしまう」という点です。

逆にいえば、中退することとの矛盾が生じない言葉であれば、どれを使っても問題ありません。もっというと、これから紹介する言葉と中退との関係を矛盾なく説明できるのであればこれらの言葉を使って自己PRしても大丈夫です。

大事なのは、自己PRの中で矛盾を生まないこと。これだけです。それでは本題に入りましょう。

責任感がある

大学院を中退するからといって、責任感がない、というわけではありません。責任感がありすぎるからこそ、大学院を中退することになってしまった人も少なくないですし。

それでも、この言葉を使わない方がいいと考えているのは、面接官側がツッコミやすいポイントを作ってしまうからです。

自分が大学院を中退したことのない面接官だと思って想像してみてください。大学院を中退する人のことを、自分の研究をほっぽりだしてしまう人、と考えてしまっても何の違和感もありませんよね。

あなたが自分の研究をほっぽりだす、という事実がなかったとしても、面接官はそのように想像せざるを得ません。「責任感があります」と言われた後に、この想像をした面接官が次に繰り出す言葉はこれです。

「研究を途中で放棄できるのであれば、仕事を放棄することも考えられるんじゃないですか?」

この質問にうまく返答ができますか?できる方は、「責任感」というアピールをしていただいても構いません。ただし、中退することとの矛盾を覆すのはかなりハイレベルな話術が必要になります。避ける方がベターです。

継続力がある

こちらについても、中退との矛盾が拭えません。

面接官「継続力があるのに、大学院生活を継続できなかったのは何故ですか?」

この質問に対して、論理的な説明ができる人以外は、使うことをやめましょう。

忍耐力がある

この自己PRに対して、

面接官「忍耐力はあるのに、大学院生活には忍耐できなかったんですね。何故ですか?」

という質問が繰り出される確率はかなり高いです。

「指導教官からのアカハラ、パワハラに耐えられなかったからです」と返答すればいいのではないか、と考える方もいるかもしれません。しかし、この返答も面接官から印象がいいとは限りません。

ビジネスにおいても、パワハラはあってはならないことです。しかし、近年問題になりつつあるのが、「ただ注意をしただけでパワハラだと訴える若者」の存在です。怒られ慣れていないからか、「次からはやらないように」など、適切な指導であってもハラスメントだと感じてしまう人が少なくないようで、会社側が必要以上に気を遣っていることも少なくありません。

そのために、「指導教官からのアカハラ、パワハラに耐えられなかったからです」という言葉は、面接官に「もしかしたら、注意しただけでハラスメントと感じるタイプの人かも」という想像をさせてしまう恐れがあります。

それは自分の伝えたいこととは違う!といくら思ったところで、その想像を取り消せるくらい論理的な説明ができなければ、面接官がもった印象を変えることは難しいです。わざわざそんなリスクのあることをするくらいなら、別に自己PRを用意することの方がよほど穏やかに就活できると思いますよ。

負けず嫌い

最後に「負けず嫌い」についてです。

基本的にはこれまで紹介したものと同様の理由で避けた方が無難だと思っています。

面接官「大学院は研究をやり遂げる同期に負けちゃうけどいいの?」という質問が飛んできそうだからです。

とはいえ、他の4つに比べると、中退との矛盾はやや生じにくいものではあります。そのため、大学院では負けちゃうよ?という質問に対し、「私は自分が選んだフィールドで勝ちたい」というような、「負けず嫌い」が発揮される場面を限定してしまえば、面接官をかわせる可能性は高まります。

もちろんその分、仕事において「負けず嫌い」が発揮される場面も狭まってしまうので、やはり心からお勧めはできませんが。

どうしてもほかにアピールすることがない、というのであればチョイスしてもいいかもしれません。

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大学院中退予定でも不利に働かない自己PRを選ぼう

今回紹介したものを除けば、大体何でも使って大丈夫です。

繰り返しますが、肝となるのは「大学院を中退することと矛盾を生まないか」。これだけです。自分が使用するつもりのPRが、中退することと矛盾を生まないか、十分に検討してみてください。

自分一人で矛盾がないか判断をすることが難しければ、家族や友人に聞いてみるのも効果的だと思います。多くの人間が、中退を経験したことがなく、面接官と同じような印象を持って話を聞いてくれるからです。

それでも自己PRに不安を覚える方は、エージェントの利用をお勧めします。【ウズキャリ既卒】では、完全無料のサービスでありながら、納得のいくまで面接対策を一緒に行ってくれます。しかも、キャリアカウンセラーの大多数が既卒や第二新卒での就活経験者です。プロを頼るのも就職への近道の一つです。

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