こんにちは、ぴぴぴです。
私は既卒で秋から就活を始めました。しかも数えられる程の会社しか受けていません。しかし、そのうち1社から内定をいただきました。
ここでは、たった数社で内定をもらうことのできた私が、既卒就活をする上で心掛けていたこと、意識していたことを紹介します。
エントリーシート編
まずはエントリーシート。どれだけあなたが魅力的な人でも、紙面でそれを伝えられければ落とされてしまいます。
私がエントリーシートで気をつけたのは以下の2点と、次の項で紹介する自己PRの作り方、これだけです。
実はそんなに難しく考えなくても、当たり前のことをやっていれば内定は貰えるのかもしれません。
エントリーシート用の写真
適当に済ませる人が多い証明写真ですが、案外印象に響きます。
何百、何千とエントリー者の顔を見るわけですから、採用者の方もできるだけ「綺麗な」写真に目が行きます。
ここで大事なのは、「綺麗な顔」ではなく、「綺麗な写真に」目がいくということです。そして、「雑に撮られた写真」にも同じくらい目がいきます。
ですので、証明写真の機械ではなく、写真館で取ることをお勧めします。
カメラマンは写真に関してプロです。就活用の写真も撮り慣れているため、下手に素人の私たちが色々と調べて苦労しなくても、全部プロが解決してくれます。
私のように容姿に自信がない方でも、「アレッなんかいい写真じゃない?」と自信が出るような写真を撮ってくれますよ。
また、機械で自分一人で撮った場合、以下のようなデメリットがあります。
・姿勢が悪いことに気づかない
・笑顔がぎこちないことに気づかない
・スーツが乱れていることに気づかない
写真館であれば他人に自分の姿を見て貰えますから、スーツの乱れや姿勢など注意してもらいながら写真を取ることができます。お金を出せば、化粧やヘアメイクも済ませてもらえますしね。
印刷も、見た目もできる限り「綺麗な」写真を用意しましょう。
写真館で写真を撮るメリットについては、次の記事で詳しく解説しています。
私も社会人になってしばらく経ちます。リクルートに関してもいくらか関わらせてもらうようになりました。
本人に会う前に目にするエントリーシートの写真は、面接前に「適当な人だなぁ」とか「丁寧そうな人だ」と色々考えさせてくれます。もちろん、その後の面接が大事ですが、エントリーシートで抱いた感情は、その面接中にプラスにもマイナスにもはたらくな、と改めて感じています。
読みやすい字を意識する
自分の字が汚いな、とエントリーシートと向き合って改めて感じる人も少なくないでしょう。もちろん汚い字より、きれいな字がいいことには変わりありませんが、一朝一夕で字を改善することは難しいですよね。
ですから、「絶対にきれいな字で書くぞ!」と躍起になるのではなく、「読みやすい字を書く」ということを意識することをお勧めします。
具体的には、自分のエントリーシートを見て、次のようなことが起こってないか確認してみましょう。
・字が小さい
・字の大きさがバラバラ
・文章中の文字の上下がガタガタ
字の汚さに関しては一朝一夕で解決する問題ではないですが、上記のようなことは気にするだけで割とすぐに改善します。また、見た目の印象は他人に見てもらうのも効果的です。
・他人に「字が小さい」と思われないか
・小さい文字と大きい文字が混在していないか
・定規や下敷きに沿ってまっすぐ文章を書く
ESについては、【就活生必見】ESの「趣味・特技」欄はこうやって作るべし!【例文あり】の記事でも解説していますので、合わせてご確認ください。
自己PR編
続いて、エントリーシートでも、面接でも避けられない自己PR。
頭をかかえる人が多いかと思いますが、私が意識したのは次の3点です。
自己PRは定量的にする
「定量的に」というのは「数字を使って」という意味だと思ってもらって構いません。
例えば、「私は塾で生徒の成績をあげました」という自己PR。実は、これだけでは全くPRになりません。そんな人は山ほどいますから。
あなたに何か光る才能があると思わせるためには、数字を使うことが大事です。先ほどの例文を定量的に表すと、「私は、学年で300位だった学生を、学年50位まで押し上げました。」となります。
どうですか?これだけでインパクトのあるPRになったと思いませんか?どれだけ採用者に覚えてもらえるか勝負なので、ぜひ数字を使ってわかりやすく、インパクトのあるPRにしましょう。
数字で表せる自己PRがない、と感じる方も少なくないかもしれません。しかし、これまでそういう観点で物事を捉えていなかっただけで、意外と数字で捉えようと思えばできるものです。もう少しだけ、例を紹介します。
・「忍耐力がある」というアピールをする場合
→「○○日の間、□□をやり続けました。」
・「人をまとめる力がある」というアピールをする場合
→「□□の活動をする上で、○○人の集団を率いて、〜〜のようなことを行いました。」
面接官はその数字を調べることはできないので、完全に正確な数値でなくても構いません。ただし、あまりにも非現実的な数字を持ち出すと、面接官が疑問を持つことになってしまうので、極端に盛ることはやめましょう。
自己PRは自慢ではない
よくあるのは、「私は流行を敏感に追うことができます!」と、「◯◯できます!」終わる自己PR。
採用担当者の気持ちになって考えてみましょう。
「で、その力をどううちの会社で生かすの?」と、聞きたくなりませんか?採用担当者は「ただ特技がある人」を求めているわけではありません。「自社で活かせる能力を持っている人」を探しています。
ですから、「私が流行を敏感に追える力は、御社のマーケティング部において新しい企画を作ることに活かせると考えます。」
と、必ず「◯◯の力は御社の△△に役立ちます」という風に伝えるようにしましょう。
大学院中退の時に使ってはいけないアピール
私のように、大学院中退を前提とした既卒就活をする場合、もう1つ注意しなければならないことがあります。
それが、大学院を中退することと矛盾を生じさせるようなアピールポイントは使わない、ということです。これについては、長くなってしまうので、大学院を中退する人が既卒就活の自己PRに書かない方がいいことの記事で詳しく解説しました。合わせてご確認ください。
面接編
あまり数多くの面接をしていない私ですが、意識していたことがいくつかあります。
髪色よりも笑顔を大切にする
黒髪じゃないとダメ!という風習もありますが、私は茶髪で行きました。でも、内定は出ました。
私は髪色が抜けやすく、黒くしても2週間くらいで明るくなってしまいます。面接のたびに染め直してはお金がいくらあっても足りないので、諦めてしまいました。
もちろん、すごく明るい髪色ではなかったですが、「茶髪に染めてる」ことがわかるくらいの髪色です。ですが、案外気にされなかったようです。入社した今となっては、私より明るい髪色の社員さんもいるので、神経質になりすぎなくてよかったなと感じています。
髪色よりも大事なのは、「爽やかさ」「誠実さ」を伝えることです。髪色が暗いことに越したことはありませんが、髪色にとらわれすぎて笑顔やマナーがないがしろになってしまっては意味ありません。笑顔でいることを意識しましょう。
また、真っ黒に染めてしまうのはお勧めしません。似合う人であれば問題ないですが、真っ黒の髪は顔を暗く見せてしまうこともあるので、そうならない程度の色味で良いと考えています。顔色が暗くならず、失礼に当たらない程度の髪色がベストですね。
相手の質問意図を読み取る
面接官からの質問に対して返答をする際は、必ず聞かれていることを何か理解してから答えましょう。簡単そうに見えて、これが存外難しい。
私の場合は、年配の採用担当からの質問で、「〜で、〜だから、〜ということがあるが、〜だった時、〜ということがあれば、どうする?」というように、長い文章で質問をされ、要点がつかめないことがありました。
雰囲気でわかった風に頷いて、返事をする人もいるかもしれませんが、それはやめましょう。トンチンカンな返答をしてしまった場合には、コミュニケーション能力が不足している、と考えられてしまいます。
このような長文の質問以外にも、専門的な用語を用いて質問された場合に単語の意味がわからない、なんてこともあります。
質問の意図がよくわからなかったときは、変な遠慮はせず、「それは◯◯という意味でよろしいでしょうか。」と潔く聞き直す方が良いです。
予想外の質問が来ても何かしら発言する
これは、私が就活をしているときに、人事の方から直接いただいたアドバイスです。面接会場に向かうエレベーターの中で言われました(笑)
自分のターンで空白の時間を設けてしまうのは、印象が良くありません。自分が質問者であるとしたら、どう感じるか想像してみてください。
自分が質問をしたのに、相手が突然黙りこくってしまうと、「え?聞いてなかった?」とか、「無視されてる?」と不快な気持ちになってしまうと思いませんか?
また、「臨機応変に対応できない人なんだな」、「エントリーシートを丸暗記しただけか」と思われてしまうことも少なくありません。
どうしてもすぐに返事ができない質問が来た場合には、「すみませんが、考える時間をいただいてもよろしいですか」と聞いて時間をもらうと良いです。採用担当者の方の質問を無視するようなことになるのは最悪ですから、考えるなら「今から考える」ことを伝えましょう。
どうしても練習でカバーしきれない質問はあります、その企業のことは企業の人しか詳しくないですから。仕事内容をどれだけ調べていても予想外の質問は来るでしょう。それでも、落ち着いて考えることを意識しましょう。
相手の目を見て、ハキハキと話す
とにかく相手の目を見てください。複数の面接官がいる場合は、質問をしてきた面接官の方を見ておきましょう。
「話をきちんと聞いている」「自信を持って発言できる」と思わせることは好印象につながります。(よくありませんが)嘘の話だろうと、失敗エピソードだろうと、トンチンカンな回答だろうと「明るくハキハキと」答えましょう。
相手も人なので、同じような評価をした志願者同士を比べる時には、やはり「人のよさそうな人」が決め手になることも少なくありません。
基本的には新卒の就活と同じでOK
ここまで読んでいただきありがとうございました。最後まで読んで気づかれた方もいらっしゃるかと思いますが、既卒就活といっても基本は新卒の就活と同じことを頑張るだけなんです。既卒だから…と無駄に気負う必要はありません。
また、就活はどうしても運の部分もあるので、内定が出なくても落ち込まない力も必要です。「この会社は私には合わなかったんだ」と開き直って次に向かうのも大事ですよ。必要な分だけ反省をしたら、次回の就活に向けて動き出しましょう。
既卒就活は仲間ができにくいので、どうしても情報収集に苦労しがちです。また、孤独感に耐えきれず、疲弊してしまう人も少なくありません。個人での既卒就活に疲れてしまった方は、エージェントの利用も検討してみると良いかもしれません。
【ウズキャリ既卒】では、完全無料で既卒就活のサポートを受けることができます。また、キャリアカウンセラーの方も既卒就活や、第二新卒の就活を経験された方が多いので、新卒との就活との違いに気をつけながら指導してくれます。必要に応じて、利用を検討されてみてください。