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【実体験】アトピー持ちのパートナーと過ごすための掃除グッズと対策

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私のパートナーは比較的,重度のアトピーを持っています。日々,全身から粉が吹いてしまったり,かゆくなくても全身でかきむしってしまったり。汗や紫外線によって湿疹ができやすかったり,なかなか苦労は絶えません。

一方,私は重度のハウスダストアレルギーです。ほこりや人間のふけで目がかゆくなったり,鼻炎を発症したりしてしまいます。

つまり,私とパートナーが何の工夫もなく一緒に過ごしていると,彼から剥がれ落ちた皮膚や,ふけでアレルギーを発症してしまいます。

彼と出会って5年が経ちますが,これまで,わたしたちなりにお互いが快適に過ごせるように工夫を重ねてきました。

パートナーがアトピー持ちでどう対応してよいのかわからない方の一助になればと思い,その工夫を記録します。

ぴぴぴ
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互いに独りよがりにならないのが大事です

剥がれ落ちる皮膚への対処

まずは,どうしても剥がれ落ちてしまい,床に溜まってしまう乾燥した皮膚(落屑)の対処法についてです。

念のために書いておきますが,パートナーは自身でかきむしらなくても,衣服と肌がこすれた場合や,ソファの布と皮膚がこすれるだけでも皮膚が落ちてしまいます。

加えてどうしてもかきむしってしまうので,気を抜くと床はすぐ真っ白です。

※いちいち剥がれ落ちた皮膚,と書くのが面倒なのでここからは「落屑」と書いていきますね。

コロコロを常備する

一番手軽に導入できるのがコロコロです。

ハンディタイプにしておけば,気になったときに座ったままでも掃除をすることができますし,使おうと思えば床掃除にも使えます。

私のメインの使い方は布団の掃除です。

パートナーは寝ている間の無意識のかきむしりがひどく,一晩寝ただけで紺色の布団が真っ白になってしまいます。

ですので,私が彼の使用した布団で寝る場合には,寝る前にコロコロで落屑を除去するのが習慣になっています。

これをしないと,私は翌朝ハウスダストアレルギーで喘息,目のかゆみ,鼻炎で苦しんでしまうので,どれだけ眠くてもやらねばならない…!

かなりの頻度で,大量に使うことになるので,私は質より量を選んで購入しています。

クイックルワイパーをこまめにかける

床掃除にはクイックルワイパーです。我が家はフローリングなので,コロコロだと紙がへばりついてしまうので。

ドライタイプも試しましたが,どちらかというとウェットタイプの方が綺麗になっている気がします。

雑巾がけの方が落屑を視認しながら掃除できるので,なおよいと思いますが,雑巾がけになると急に面倒くささがアップするので,毎日継続できそうな方法として,クイックルワイパーを選んでいます。

丁寧だけど継続できない掃除より,多少雑でも毎日継続できる掃除の方が落屑とうまく付き合える気がしませんか…?

こちらも質より量を選択することが多いので,普段はドラッグストアで専用のシートを買いますが,コストコに行った日などは,そこで大容量のジェネリック商品を買うこともあります。ただ,どうしてもクイックルよりは潤いが少なく,やや吸着力が劣る気がしています。

ここは生活費との相談になるかもしれません。

ルンバに掃除をさせる

ルンバを手に入れてから,劇的に楽になりました。

コロコロとクイックルワイパーについては,彼と付き合い始めた頃から行っていたのですが,どうしても取り切れない落屑が気になったり,疲れ果てているときには掃除がしんどくて「あなたがやってよ!」とパートナーに押し付けたりしてしまうことがありました。

それが!劇的に減りました!ルンバすごい!!

二人で出かけている間に,ルンバに掃除をさせておき,帰ってきてから余裕があればクイックルワイパーをする。これだけでずっと座れなかった床に座ることができるようになりました。

ぴぴぴ
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それまでは床に座ると衣服が真っ白になるのでできなかった…

私は念のため,余裕があればクイックルをかけますが,クイックルワイパーをかけなくても十分にきれいな床を維持できます。

しいて言えば,ルンバはめちゃくちゃうるさいので,家にいるときには使いにくいです。でも,それを上回るメリットがあるので,本当に買ってよかったなぁと感じています。

余裕があれば,ブラーバ(自動で雑巾がけをするロボット)も買って,クイックルも手放したいところです。また,ルンバはお布団には使えないので,レイコップも気になる…!

ぴぴぴ
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喧嘩が減るならお金は惜しみたくない…!

カーペットを撤去

上記3つは,降ってくる落屑に対する対処法ですが,落屑を溜めない,というのも1つのアレルギー対処法です。

昔,パートナーの家にはカーペットが敷いてあったのですが,カーペットって落屑を溜め込みます……コロコロをかけてもかけても,長年蓄積された落屑は取り切れないのです。

はたけば永遠にでてくる落屑。私と付き合う前から溜まっていたものが多いのだと思いますが,とにかく掃除をしにくいし,黒い衣服で座ると真っ白になってしまうのでカーペットごと取っ払ってしまいました。

フローリングであれば,冬はやや床の冷たさを感じることになりますが,落屑が溜まっているのが視認できますし,掃除もしやすいのでとても快適です。

こたつは使わない

これも落屑を溜めこまない対策の1つです。

こたつ布団は,カーペット同様,とにかく落屑を溜めこみます。しかも,こたつに入るたびに落屑が舞ってしまうので,ぬくぬくする度にアレルギー症状が出てしまうのです。

こたつ布団は簡単に洗濯にかけられるものでもないですから,掃除をする方法がありません。数日に1度天日干しして,はたく,程度ではアレルギーは改善されませんでした。

ということで,こたつも取っ払ってしまいました。最初の冬以降はこたつなしで生活しています。靴下を履いて,暖房をつけていればこたつがなくてもほとんど困りませんね。

シーツの洗濯の頻度を高める

掛け布団カバーや,シーツ,枕の洗濯も落屑の除去に繋がります。といっても,流石に毎日はできないのですが…。

我が家では週末には必ず選択しています。これが世間一般で頻度が高いのか低いのかわかりませんが,一応これくらいの頻度であれば,そこまで私のアレルギーは出ていません。

シーツの洗濯はドラム式洗濯機に任せているのですが,私はとにかくその後の布団にシーツをかける作業が苦手なので,フラットシーツを使っています。これなら上から被せるだけで済むので楽チンです。

落屑への対策
・掃除グッズを充実させる(コロコロ,クイックル,ルンバ)
・カーペットは撤去
・こたつは使わない
・シーツは頻繁に選択する

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アトピー持ちのパートナーとのかかわり方

ここまでは,落屑の対策についてまとめてきました。

しかし,アトピー持ちのパートナーと関わるには,掃除方法以外にも意識しなければならいことがあります。

次に,パートナーとの関わり方について説明していきます。

皮膚科通いはさぼらせない

パートナーにお願いしているのは,「病院通いをさぼらない」こと。

アトピー用の薬を病院で処方してもらっているのですが,彼は病院嫌いで,気を抜くとさぼりがちです。

とはいえ,薬がないと症状が悪化してしまいますので,薬が切れたものを放置しているのを見つけた場合は声をかけます。

薬がなくなる前から声をかけていると,「行こうとしてるのに文句言わないで」と思ってしまいそうなので,そういったことはしません。

落屑の掃除は二人で行う

以前は,「私のアレルギーなのだから,私が掃除するべき」と思っていました。

パートナーはハウスダストアレルギーがありませんから,私がいなければそんなに細かく掃除をする必要はありませんでしたので,余計にそう思い込んでいたのです。

でも,それを続けていると,面倒くさがりな私はストレスが溜まっていきます。

疲れているときに掃除をしないといけない,と思うと「あなたがかきむしるから困ってるのに,なんで私が掃除しなくちゃいけないの!」と怒ってしまうことがしばしばありました。

そんなことを繰り返しているうちに,なんだか悪い循環にハマっているのでは,と思い始め,だったらいっそ,パートナーに協力を求めたほうがよいのでは,と思い直したのです。

もし協力を求めて,断られたらときはそのとき。どのみち一緒にいられる人ではないんだと思い,思い切って掃除の協力をお願いしました。

幸いにも,パートナーは快く引き受けてくれて,今では自らシーツの洗濯や,コロコロ,クイックルワイパーを使って掃除をしておいてくれるほどです。

どちらかにストレスが偏らないように,バランスよく分担すべきですね。

「かかないで!」と言わない

掃除さえ徹底してしまえば,アレルギー症状は出てきません。だったら,「かかないで!」なんていうのは,相手にストレスを与えてしまうだけです。

これは私が大学で学んだこと,また,パートナー自身の口からもきいたことですが,アトピー患者さんは,いつもかゆいからかいているわけではないのです。

もちろん,かゆくてかいてしまうときもあるのですが,そうでないときも多いんです。

無意識にかきむしってしまうので,他人から「かかないで!」と言われても,本人にはどうしようもなく,ストレスが溜まるだけなんですよね。

私は掃除さえすればそれでよいので,言わずに済みますが,やっぱりそれでも気になってしまう方もいると思います。

そういうときには,手をつないでみてはどうでしょう。

ぴぴぴ
ぴぴぴ
き,急に惚気…?

手をつないでいると,自然とかきむしりを防止できますし,イライラも防げて一石二鳥。

私は寝るときのパートナーのかきむしり防止のため,手をつないでおきます。寝てしまったパートナーには手を振りはらわれることも少なくないのですが,それでも幾分か,ストレスをストレスを溜めずにかきむしりを防止することに繋がっている思います。

アトピー持ちのパートナーとの関わり方
・皮膚科にはサボらず通ってもらう
・落屑の掃除は二人で
・「かかないで!」と怒らない

2人とアトピーとの付き合い方を考える

アトピーと本人との付き合い方がまずは大事ですが,お付き合いしている人,あるいは配偶者が相手のアトピーにどう向き合うかも当然重要ですよね。

これまでに書いてきたことだけでは解決しない問題を抱えた方や,他に方法がある,という方もいらっしゃると思います。

その2人だからできるアトピーとの付き合い方,その2人だからできないアトピーとの付き合い方があるとは思いますので,ゆっくり,じっくりとその付き合い方を探していきましょう。